じんましん(蕁麻疹)の原因・種類・治療法

じんましんの原因や様々な種類等について

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蕁麻疹の原因と種類(刺激誘発型)

      2015/03/12

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蕁麻疹の原因は大きく2つに分けられます。それは「突発型」「刺激誘発型」です。ここでは「刺激誘発型」について記述します。

「刺激誘発型」は、特定の刺激や負荷が原因で発症する蕁麻疹で、いくつかの種類に分けられます。

アレルギー性蕁麻疹

蕁麻疹を引き起こすアレルゲンによって、体内にヒスタミン等の化学伝達物質が増えることで、発疹やかゆみが出ます

アレルギー検査で原因が特定でき、アレルゲンとなりやすい原因物質には食品、薬品、植物などがあります。

アレルゲンに接触してから数分程度で症状が現れ、1~数時間で治まることが多いものの、のどの粘膜が腫れて軌道が狭くなり呼吸困難に陥ったり、血圧が低下するなどの「アナフィラキシーショック」が起こることがあるため、注意が必要。

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非アレルギー性蕁麻疹

アレルギー検査をしてもアレルゲンとなる原因物質が見つからずに、他の原因で体内に刺激物質のヒスタミンが増加して蕁麻疹がおこるタイプ。

これは、ヒスタミンを多く含む食事(サバ、豚肉、たけのこ、セロリ、ホウレンソウ)や、CT検査などの際に使用される造影剤の静脈注射により起こることもあります。

アレルギー性蕁麻疹と異なることは、いつも出るとは限らないことです。次に同じものを摂取したとしても蕁麻疹が出ない場合もあります

アスピリン蕁麻疹

アスピリンをはじめとする非ステロイド系消炎鎮痛剤、人口着色料などに過敏反応を起こすものです。

非アレルギー性蕁麻疹の一種でもあり、原因となる物質と接触ご、症状があらわれるまでの時間は、数分から数時間と幅があります。

接触蕁麻疹

特定の物質(食品、ゴム製品、香料、植物など)が皮膚、粘膜に接触することにより、体内にヒスタミンが増えることで発症するものです。

接触後、数分ないし数十分で接触部分にじんましんが出て、数時間で消えます

物理性蕁麻疹

下着のゴムやベルトでこすられたり、圧迫されたり、日光を浴びるなど、皮膚が物理的な刺激を受けることで、体内のヒスタミンが増えて発症するタイプです。

日光は当たっている間に発症することが多いものの、当たった後に出ることもあります。温風、温熱、温水などに接触したり、寒風に当たったり、プールで泳いだり、冷水を恩むことによる体温変化が原因になることもあります。

多くは数分から2時間ほどで消えるものの、圧迫によるじんましんの場合は、2日程度持続する場合もあります

コリン性蕁麻疹

運動、入浴、精神的緊張など、発汗または発汗を促す刺激によって発症します。
年代は、小さな子供から30代前半までによくみられます。
症状は、小さなじんましんが、かゆみあピリピリした痛みとともに現れ、数分から2時間程度続くことがあります。

食物依存性運動誘発アナフィキラシー

特定の食物(小麦、えびなど)を接触後、2~3時間以内に運動をすることにより、アナフィキラシーショックが起こるもので、じんましんを伴うことが多くみられます。

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