蕁麻疹の主な治療法について
2015/03/11
蕁麻疹の治療法は、その原因などによりさまざまに分けられます。
抗ヒスタミン剤
抗アレルギー剤の一種で、体内に増えたヒスタミンを抑える働きがあり、ヒスタミンH1受容体拮抗薬の内服薬がよく使われます。
服用すると、30分から1時間で、かゆみ、赤みがひいてきます。
数週間から数か月に一度症状が出る場合は、発症中だけのことが多いのですが、出やすい条件が分かっている場合は、予防的に服用することもあります。
毎日発症する場合は、症状が出ている間はもちろんのこと、症状が落ち着いてからも3か月以上服用を続けたほうが、再発の可能性を抑えられます。また、症状にあわせて、量を増減することがあります。
抗ヒスタミン剤には、眠くなりやすいという副作用がありますが、病院の処方薬には、眠くなりにくい種類もあることから、必要に応じて医師に相談するとよいでしょう。
補助的治療薬
抗ヒスタミン剤で治療が改善しないときは、H2受容体拮抗薬や抗ロイコトリエン薬などの他のアレルギー剤を併用したり、漢方薬や抗不安薬などを服用する場合もあります。
蕁麻疹は、体調不良やストレスがもとで発症する場合があり、全身の体調を整える薬の服用で、発症しにくくなる場合があります。
ステロイド剤
症状が強く、激しいかゆみに悩まされる場合、副腎皮質ステロイド剤の内服が必要となる場合があります。
ステロイド剤は、効果が強い分、副作用にも気を付ける必要がありますが、適切な使用により早く症状を改善できます。
生活改善
蕁麻疹は、食事、環境、生活習慣との関係も深いことから、生活の改善も有効な治療のひとつです。
特に注意すべきは、過労とストレスであり、睡眠をしっかりとることで改善する場合があります。
皮膚の刺激も注意し、お風呂は温めにする、メイクをやさしく落とすなど、生活の場面場面で注意することで改善する場合があります。
原因物質に近づかない
蕁麻疹(アレルギー)の原因物質が分かる場合や、怪しいものがある場合は、できるだけその物質に近づかないようにします。
関連記事
関連記事はありませんでした